住宅建築や売買のトラブルは業者選びで防ごう
新築・住宅購入のトラブルとは
新築住宅の施工や、土地・建売物件・条件付き土地売買などのトラブルは後を絶ちません。
ニュース等でも耐震性の問題や突貫工事による予想外の劣化、必要な工事がされておらずに重大な問題が発生する手抜き工事などが報道されていますが、こういったトラブルは他人事ではありません。
誰もが信用して依頼をし、契約を結びます。
しかし、それでも起こってしまうのですからどうやったら防げるのかと頭を悩ませてしまいますよね。
利益を上げるためにわざと行っている業者も少なくはないのでしょうが、それ以上に腕のある職人の高齢化が進み、跡を継ぐ者が減少してしまっているという点が挙げられます。
昔ながらの職人気質を備えている現役大工さんは現在どれほどいるでしょうか。
跡目がいないことで高齢の職人が現場に出るも、判断力の低下や肉体の衰え等が原因でほんの些細なうっかりから後々重大なミスに繋がってしまったということも現実問題としてあるのです。
トラブルを防止するための業者選び
まずは、その業者のトップにあたる人物の考え方を聞いてみましょう。
会社を経営していく上で何を大切にしているのか、顧客との関係や住宅建築に対する考え方などを聞くことで、その会社全体の信用度が見えてきます。
更に、実際に現場を仕切る現場監督の有無や職人・営業などの役割は違ってもひとつの家に携わる人間同士の協力体制や意思の疎通がしっかりと図れているのかも重要です。
また、住宅が完成し、引き渡しが完了した後のフォローや保障がしっかりとされているのかという点も確認しましょう。
「建てて売って終わり」という業者も少なからず存在します。
しかし、見た目では判断できない内部のことは、住んでみないことには結果が出ません。
通常であれば10年程度で地盤が緩んだり、居住に影響の出るようなことはありませんが、もしも手抜き工事であったならもっと早い段階でも何かしらの問題が起こり得ます。
こういったことはアフターフォローのない会社にこそ起こりやすいものですから、一生の付き合いができる息の長い業者選択をするようにしましょう。