見落としやすい外回りもしっかりチェック
意外と見落としがちな外回り
住宅を購入・建築する際には建物がメインになるため、その他の外回りに目が届かなくなりがちです。
新築でも、建て替えでも一番に気をつけたいところといえば、やはり隣家との境界線です。
新興住宅街のように、大きな土地を一挙に売り出し複数の家が建築を行うような場合ですと、居住後に隣人と話し合った上で境界を作ることもありますが、元々の持ち家を建て替えたり空き地を購入した時には特に重点を置いておきましょう。
境界のための塀などが既にある場合には、劣化がないか・不備がないかをチェックし、必要であれば隣人と相談の上で新たに施工することも重要です。
境界線の新設時には、
・自身の敷地内に全額負担で施工する
・隣家の敷地内に隣家負担で施工する
・お互いの境界線上に出しあって施工する等
といった方法があります。
どの方法を選択するかは、隣人や隣家建築メーカー等を通しましょう。
やっておきたい外回りのチェック項目
隣家との境界の他にも、自身が住みやすい環境を整えていくためのチェックも必要です。
・車庫やカーポートへの導線の確保ができているか
・外の通路から玄関までの高低差や、それに伴う昇降方法
・隣家との窓の重なり具合、目隠し方法
・隣地との高低差や距離
・玄関や駐車場の雨どい等
・防犯対策
・自転車や主に外で使用・保管するものの保管場所
・電気系統などの電柱引き込み時のデザイン性や機能性
・各メーターや排水溝などの場所
・給湯器の位置
・エアコンの室外機やダクトの設置場所
・室外のコンセント設置の有無
など、その他にも大小細かな項目がありますが、大まかにチェックしたいところを挙げてみました。
居住地域の立地や天気などでも必要なことは増えますし、反対に不要な部分も見えてきます。
そういったところは、ご家族と相談しながら決めていくと良いのではないでしょうか。
自由設計の場合は、全てを自身で決めることができますが、大手ハウスメーカー等での建築時にはおおよそ出来上がっているプランから、細かな部分を変更していくということが多く見られます。
その場合にも、不要なところは削って、追加したいところに回す等の工夫で唯一無二の住宅を造って行きましょう。