健康とエコフレンドリーな住まい
住宅の健康に大切なポイントは、空気の環境と使用材料です。
シックハウスは建材や製品から発する大量の化学物質が原因の1つだと考えられています。
どのような建材や製品が適しているのでしょうか。
シックハウスは新築やリフォームする時にハウスダストやダニ・カビ、さらに塗料や建材に含まれている化学物質が空気中に放たれて、化学物質から体が刺激を受けてアレルギー、アトピーなどを起こすことです。
住宅での室内空気汚染から発症する健康障害を、「シックハウス症候群」と呼ぶのです。
シックハウスの主な原因とは?
シックハウスの原因は主に下記のものがあてはまります。
・建材や家具 これらの合板によく含まれているホルムアルデヒド
・壁紙 接着剤に含まれた防カビ剤
・家具の塗料 塗料に含まれた溶剤の揮発によって室内が空気汚染
・白アリ駆除剤 防アリ剤や防腐剤が揮発して床下から室内へと侵入
・防虫剤 畳や衣類用の防虫剤は人体に有害となる有機リン系農薬が含まれることがあり、湿った畳からダニやカビが発生する
・エアコンフィルター ほこりがたまるとダニやカビが発生する
・窓や壁内の結露 これらもダニやカビが繁殖しやすくなる
・煙草の煙 ニコチンやカドミウムが含まれている
エコラベル
健康や環境に優しい建材や製品など、一定の性能があるものに対し準公的機関でエコラベルというものが発行されています。
エコラベルは絶対に安全、またそうでなければ安全ではないと一概には言えませんが、判断の上で1つの目安となることは間違いないでしょう・
代表的なエコラベルは以下の通りです。
・JAS
日本農林規格で農林水産省が管轄する。
ホルムアルデヒド発散量による等級表示あり(合板・集成材、複合フローリング材など)
・JIS
日本工業規格で経済産業省が管轄する。
ホルムアルデヒド発散量による等級表示あり(MDF、パーティクルボード、塗料接着剤など)
・ISM
日本壁紙協会がISMガイドラインを基準にして認定した製品。
・RALマーク
ドイツの壁紙品質保証協会とRAL公認の品質検査規定によって認定されたもの。
・エコマーク
環境省が指導して日本環境協会が認証したマーク。
・グリーンマーク
・ブルーエンジェルマーク