想定外の問題は事前の綿密な確認で防ごう

建てる前に考えておくべきこと

何もない状態から作り上げていく家づくりでは出来上がってから「そんなの聞いてない、こんなはずじゃなかった」など想定外のことが起こってしまうことも少なくはありません。

建て売り物件でも確認不足や行き違いなどが原因となり、契約完了後に重大な問題が発覚するということがあります。

長い人生の中でも、何度も家を建てる人は限られていますので、ほとんどの方が初めての家づくりになることが多く、土地や家屋についての知識や経験が少ない状態で作っていくことになります。

そうした時に起こってしまう想定外の事態を防ぐためにはあらかじめ様々な可能性を視野に入れ、念を入れた確認を行っておくことが大切です。

想定できることは事前に想定、確認しよう

例えば、土地を購入する時には周辺の環境や近い将来何かが建築されるだろう土地などを想定しておくと良いでしょう。

「静かな住宅街だと思って購入したら開発によって大型ショッピングセンターが出来た。その結果、交通量が増えて静かさとは無縁になってしまった」

「川の近くの土地を購入したら条例により、建物への制限や余分なお金・時間がかかった。」

「隣家との境界に塀などがなく、後々トラブルになってしまった。」

突き詰めていくと想定外の事態というのは限りなく、ほんの些細なことであっても、実際に住む人からすれば大きな問題になり得ることも大いに考えられます。

また、土地選択だけではなく、業者との連携・連絡・相談不足によって希望の建物と出来上がりイメージに差が出てしまったり、予算重視にしたことで機能性が失われてしまうといった生活して行く上で不便に感じるような想定外も少なくはありません。

最初から最後まで同じ担当者との打ち合わせになると思いきや、途中で担当者が変わってしまったり、最初の段階で説明のなかった金額を後になってから追加で請求されてしまうなど、後出しジャンケンのようなことも決してないとは言い切れないのが現実です。

一生に一度の大きな買い物ですから、しっかりと綿密に相談・確認を徹底して不安は全て取り除きながら進めていくようにしましょう。