家づくりの儀式とは

家を建てる前に行う儀式、地鎮祭・上棟式をご存じでしょうか?これは家づくりをする上でなくてはならない儀式と言えます。

ここでは、これらの行事は主にどんなことをするのかをご紹介します。

施主も家づくりの一員として儀式に参加します

土地を買って家を建てる時には、大きな儀式が2つあります。

地鎮祭と上棟式と呼ばれるものです。

儀式方法は地域習慣などによって違ってきますが、神式という形式であればさほど大きな違いはないでしょう

地鎮祭とは

地鎮祭とは、これから行う工事の前に行う儀式です。土地の神様に対して、祝いを込めて敷地を清めます。工事中に事故や怪我がないように、そして建物の安全と加護を願うお祭りです。

神主が式を執り行うため、神社との打ち合わせが必要となります。1ヵ月前には神社を探しておき、1週間前には設計事務所とよく相談して、神社の方との打ち合わせを行いましょう。

決める内容は以下のようになっています。

・日時と場所
(大安・友引・先勝が望ましい)
・施主名、設計会社名
・参加者人数
・お供えを誰が(どちらで)で用意するのか
・神主送迎の段取り
・神主への謝礼金

地鎮祭に必要なものは、基本的に神主さんが用意してくれますが、場合によってはお供え(神餞別)は、神主さんの指示のもと用意してくださいというケースもあります。

式事態は30分前後で終わりますが、その後に直会を行いますので、その時の飲み物や食べ物は施主側が用意してください。

【地鎮祭に必要な費用】
神主の祝儀 1人に対して30.000円が相場
飲み物・食べ物 20.000円から30.000円
祝儀 5.000円から10.000円 

上棟式とは

上棟式とは、別名「建前」と呼ばれているのをご存じでしょうか?家屋のむなぎ(棟木)を上げた時に、大工さんが神に対して祀る儀式です。主催者は施主で、中心になるのは施主と大工さんや職人さんたちで執り行われます。近所の方も集まってくることもあるので、みなさんの前で工事の安全とよい家づくりをお願いして挨拶を行います。

【上棟式に必要な費用】
・祝儀
設計者 10.000円
施工責任者 に10.000円
大工や職人 5.000円から10.000円×人数
・宴会で必要な飲み物や食べ物、引き出物 30.000円から50.000円

祝儀内容は地域によって違いがあります。

金額は設計会社などに相談してみるとよいでしょう。