シックハウス症候群と部屋の気密性

シックハウス症候群とは…

春になっても穏やかでいられないのが花粉症の方だと思います。
春の時期は就職や進学等で引っ越しを行う人も多いと考えられます、新しい入居先でアレルギーが発祥してしまっては元も子もありませんよね。
シックハウス症候群もアレルギー症状のひとつとされています。
シックハウス症候群とは、住宅の建材や内装材から発生する化学物質が原因で、人体がアレルギー反応をしめしてしまうことを言います。
そんなシックハウス症候群を防ぐ予防策はあるのでしょうか?
(シックハウス症候群の例)
原因不明の頭痛・目のチカチカ・肩こり・イライラ・鼻の奥がツーンとする・下痢・便秘・体の疲れ・のどの渇き・喘息・呼吸困難…etc

シックハウス症候群の発生原因

シックハウス症候群の発生原因は合板に使われるホルムアルデヒドで、ホルムアルデヒドは鼻にツーンとした痛みを与えます。
またトルエンやキシレンといった揮発性有機化合物も人体に影響を与えてしまいます。
これらは塗料や着色料に含まれており、トイレの芳香剤・衣類の防虫剤など私たちの身近な商品にも入っているので注意が必要です。
シックハウス症候群の発症を抑えるためには、新築時に科学物質の発生は少ない建材や安全な内装材を選ぶことが重要です。
最近はフォースター(F☆☆☆☆)の製品が多く出回っていることもあり、安全性は高まっていますが、日曜大工DIYショップなどではスリースター(F☆☆☆)以下の商品も多く取り扱われています。
安全性の高さでは無垢材や天然素材が挙げられますが、臭いに敏感な方はヒノキや杉の香りにもアレルギー反応を起こしてしまいます。
ですから、あらかじめ素材のサンプルを取り寄せて、臭いを確かめたり、身近な場所において人体への反応を見てみましょう。

入居後のポイント

住宅の気密性が高まった裏では、換気計画が大切になります。
換気は十分にとるようにしてください。
現在では、部屋の気密濃度を調べる計測機器もホームセンターなどで売られていますので、家の気密性の気になる場所に設置し計測してみて下さい。
もし、疑問に思う結果が出た場合には専門機関に早めに相談しましょう。