健康に暮らせる家づくりをしましょう
家づくりでは、シックハウス対策が建築基準法で定められていますが、ちょっとした匂いで気分が悪くなったり不快な思いをする人は多くいます。
そこで、近年は自然塗料を使った住宅の人気が高まってきたのです。
化学塗料は健康被害も起こり得る
家づくりで使われる床や柱などは一見木をそのまま使っているように見えますが、実際には塗装が施されているのです。
大量生産されている物ほど使われていると言われており、その化学塗料が原因でアレルギー体質になったりと、体調面に心配な事が出てくるのです。
なぜアレルギーやシックハウス症候群になるのかと言うと、家づくりで使われる接着剤等に含まれる揮発性化学物質が原因で空気が汚染され、体調が悪くなってしまうのです。
24時間換気を取り付ける事が義務になっていますが、お子さんであったり元々アレルギー体質の方は少しの異常で症状が出てしまう事もあるのです。
健康危害が起こらないように自分たちで未然に防ぐためにも、化学塗料を避ける家庭が多くなっているのでしょう。
実際に、アレルギーで悩んでいる子供がいる家庭が、天然木や化学塗料を避けた家づくりをしている工務店に家を建ててもらい住み始めるた所、症状が軽くなってきたという報告もあるのです。
自然塗料を使って健康な暮らしを手に入れよう！
化学塗料を避ける方が注目している物が「自然塗料」です。
亜麻仁油やひまわり油、ローズマリー油やセラニックスなどの天然素材を混ぜ合わせた物が自然塗料で、商品にもよって価格に違いがありますが、化学塗料より価格が高めです。
日本には古くから自然塗料は使われてきました。
例えば渋柿にはタンニンという成分が含まれていますが、それを発酵させて作った液を水で2～3倍に薄めて塗る事で、透明感のある自然な色になります。
このような知恵を現代でも受け継ぐ事で、健康を保っていける事になります。
また、セラニックスは既に家を建てた方にもオススメの塗料です。
押し入れなどの収納の内部に塗る事で、ホルムアルデヒドの発生が抑えられるという作用があります。
タンスなどの家具にも使えるので、ぜひ実践してみて下さい。
