木を多く使った家は健康になれる
家を建てる事になったら、木をたくさん使った家にしたいと考える人も多いでしょう。
木を使った家は温かみがあり、優しい柔らかな雰囲気があります。
このような心理的な要因だけではなく、人と木の関係ではとても興味深い調査結果が出ています。
以下に詳しく紹介しているので、家づくりにもぜひ参考にして下さい。
■調査結果でわかる木の特性とは
実際に行った調査結果を紹介します。
①高齢者施設の建築に木材を多く使った施設とコンクリートなどを多く使った施設の入居者とで比べた場合、木材を使った施設の入居者の方がインフルエンザなどの病気や怪我、不眠などの症状が現れる率が低いという調査結果が出ています。
木製の床は衝撃も弱いので、怪我が少なくなるのでしょう。
②木材を使った住宅は、木の材質や含まれる成分によってダニを寄せ付けない効果があるのです。
ダニが生きていくには不適切な状態になるので、ダニが嫌うのでしょう。
畳からフローリングに変えるだけでも、ダニを減らせる事が出来ます。
③マウス実験になりますが、金属やコンクリートで出来た家に住むマウスよりも、木材で出来た家に住むマウスの方が成長も早く、長生き出来るという調査結果が出ています。
④木で出来た家は全焼しにくいです。
木は燃えやすいと考えるでしょうが実際は、木は中まで火が達するまでに多くの時間を要します。
30分間木が燃えたとしても、外側だけ炭化するだけなので家が短い時間で崩れ落ちる心配がありません。
鉄やアルミニウムよりも強度があるのです。
⑤木材は畳に次いで衝撃を吸収する働きが大きいです。
なので、万が一転んだ際でも衝撃を吸収してくれるので床材には大いに適しているでしょう。
■木をふんだんに使った家で安全で快適に生活しよう!
このように木には実際に科学によって証明された素晴らしい特性があるのです。
最近ではコンクリートで出来た住宅なども多く見かけますが、昔からある木で作られた住宅には意外にも多くのメリットがあったのです。
気持ち的にも快適さがあるので、国産の木を多く取り入れた家や家具で暮らしを快適にしましょう。