新居を建てるなら、できる限りお得に建てたいというのが本音です。
新車などを購入する際は、お店によっては値引きが効くものですが、住宅の場合どうなのでしょうか?

■結論から言うと、値引きはない!

注文住宅購入の際は、値引きはないと考えたほうがいいでしょう。
分譲マンションや建て売りの一軒家を購入する場合は、多少は値引きされるかもしれません。
なぜ注文住宅だけ値引きの対象外なのでしょうか?
その理由は、契約を結ぶ時点で商品となる住宅が目に見えない状態にあるからです。
家を建てるための土地なら値引き対象になりえます。
注文住宅は、着工の前に「工事請負契約書」という契約を交わします。
工事請負契約書とは、どのような住宅を建てるか、完成までにどのくらい時間と費用がかかるか、という内容の契約です。
この時点で確認できるものは、見積もり表や図面など紙の上のもののみです。

■注文住宅と、分譲の違いとは

分譲マンションや建て売り住宅は、建つ前から値段が決まっています。
どのような建物が建つのか明確に決まっていて、完成形が出来上がっているのならば、細かな工事費も算出できます。
完成形がすでに決まっていて、工事内容に変更がないので、価格を固定してしまっても工事費が値上がりすることがありません。
価格が決まっているものならば値引きが可能になります。

注文住宅は注文者の、おおよそこんな感じの住宅をつくりたいという、希望に沿って作られます。
そのため完成形がなく、価格が定まっていません。
選んだプランや設備などによって、価格に変動があります。
完成前の値段は、あくまで概算金額でしかありません。
契約を交わす前に、工事の内容を決めて見積もりを出し、見取り図を作成しますが、あくまでこれは工事の予定表にすぎないのです。
工事費用や工期をわかりやすく明確にするための予定表です。
確定してないものに価格は付けられません。

分譲住宅と違い、注文住宅は値引きがきかない代わりに、自分の理想の家を立てることができます。
長く住むための家ならば、工事内容なども吟味し強度のある住宅を建てて、設備なども自分のライフスタイルにあったものを選びたいと思う方には、注文住宅がおすすめです。