家を建てる際に参考にする人も多い「坪単価」ですが、ちゃんと坪単価の事を理解していますか?

■坪単価とは?

坪単価は家の建設に掛かる全体の金額を延床面積で割って出した1坪あたりの建設費用の事です。
なので、坪単価は家を建てる際に価格を判断する材料のひとつでもあります。
住宅雑誌やネットなどでも「坪単価50万~」などと記載されています。
大くの人がそれを参考に、どのくらいの家が建てられるか判断するでしょう。
例えば坪単価45万の家で40坪の家を建てる事になった場合は、1800万円となります。
その金額なら建てられそうだと判断した場合には、そのハウスメーカーに見積もりを相談する事になるとは思いますが、注意が必要です。

■坪単価は変動する!

坪単価は価格が変動します。
ハウスメーカーには標準設備のほかに、グレードを上げる事でキッチンやバスルームの設備を変える事が出来ます。
変更すればその分価格は変動する事になりますし、2世帯住宅の場合はキッチンなどの数でも価格が変わる要因になるのです。
さらに、外壁や床材、屋根材を変更する事によっても坪単価の価格は上昇します。
外装などはグレードを良くする事で、長持ちしたり汚れに強くなります。
ですが、その分か買うもアップするのです。
ほんの少ししかグレードの金額変動がなくても、施工面積が大きければ全体の価格も大きくなってしまいます。
その他にもオプションで人感センサーライトを取り付けたり、バスルームのドアを変更したりする事でも、坪単価は変動していくのです。

■坪単価以外の費用の事も考えよう

以上のように考えると坪単価は目安でしかありません。
自分たちが、どのような設備やインテリアにするかによって、大きく変動する事になるのです。
なので、安易に坪単価だけで計算してしまうと危険です。
また、家本体の価格の他にも工事費用は掛かります。
土地にガスや電気、水が引き込まれていなかったら引き込み工事をしなければいけません。
この工事がしてあるのであれば、別途料金は掛かりませんが、していないのであれば請求される事になります。
その他にも引っ越し費用や仮住まいの際の費用、税金など様々な費用が掛かるので、坪単価以外にも掛かる金額を把握しておく事が大切です。