内装の壁に天然の木を貼りつけるだけで、部屋全体の印象や居心地がぐんと変わります。
木本来の魅力と効果、部屋を広く見せる方法などをここでは紹介していきます。
■木を貼るだけで見違えるような空間に
日本の住宅内装は壁紙が中心であるため、4方向全てビニールクロスに囲まれている住まいも多いでしょう。
そんな時、壁一面だけでも天然の木を貼ってリフォームすると、室内の雰囲気が一気にナチュラルな空間になります。
木はとても存在感があるので壁面でなくても、部分的に貼るだけでも十分効果があります。
例えばソファの背もたれの壁やテレビの背面になる壁、寝室のベッドに面した壁などに貼ってもよいでしょう。
このような部分貼りをするなら、窓や扉がない壁面が適しています。
今ある壁紙の上から留めるようにしっかり下地を作って貼っていくだけなので、工事も簡単です。
何もない壁面に貼り付けるだけなら工事は1日で完了します。
■木の湿度機能をうまく利用できる
ビニールクロスと違って木は、部屋を快適にしてくれる効果を持っています。
湿気を吸ったり吐いたりしてくれるので部屋の中の湿度をうまく調整する機能を備えているのです。
湿気の多い時期は、ジメジメとした部屋をサラッとした気持ちのいい空間に保つことができますし、冬は乾燥しすぎず結露もしにくいという優れた調湿機能を持っています。
また防音効果もあり、音の響きを抑えて静かで落ち着きのある部屋にすることができます。
マンションなどのコンクリートの上から重ねて貼れば、あたたかみのある優しい空間に仕上がるでしょう。
■縦ラインと横ラインで部屋の印象が変わる
木には自然にできた木目があるので、リフォームする時の貼り方によって奥行感や広がりに違いを発揮させてくれます。
天井を高く見せたい場合は、縦ラインを意識して貼っていくと天井が高く感じることができ上への広がりを見せてくれるでしょう。
また、部屋全体を広く見せたい場合は横ラインを作りながら貼っていきます。
こうすることで部屋に奥行きを作ることができ、広い空間を感じることができます。
このように木の貼り方によって好きな空間を演出することができるので、部屋のグレードをアップさせることができるでしょう。