どこのご家庭でも必ずあるのが押入れです。
しかし収納スペースにも関わらず、うまく有効活用できていない場合が多いようです。
ここでは押入れスペースをちょっと工夫したりリフォームを行い、今までとは違った活用ができるように考えていきます。


■押入れは収納として使いにくい?

一間幅の押入れとは、だいたい内寸幅1m65㎝で奥行きが90㎝程度で設けられています。
布団をしまうにはこの奥行きで丁度よいのですが、それ以外のものを納めるにはちょっと奥行きがありすぎます。
ですからあまり使わない布団を押し込んだり、家電や季節ものを詰め込むことが多いでしょう。
しかし奥の方にしまってあるものが見えにくく、出し入れしにくいので非常に不便です。
せっかくの収納場所をとりあえずの収納庫になってしまうのは勿体ないので、思い切って要らないものは処分し、押入れの広さを活かしたリフォームで新しい空間にしてみてはいかがでしょうか。

■スライド式引き出しセットは使いたいものがすぐに取り出せる

押入れの奥行きの深さを利用するには、引き出しセットを取り入れるとよいでしょう。
スライド式タイプの家具を設置し、書籍やキッチン、キャビネットとして活用することができます。
予め収納する物によって引き出す重さを考慮しながら設計することが必要なので、重いものに耐えられる頑丈なレールやキャスターを付けた方がよいでしょう。
押入れに書籍を収納してしまうと、奥にしまったものを取り出しにくくなってしまいますが、スライドタイプの引き出しセットにすれば、いつでも読みたい書籍を取りだすことができます。

■押入れにすっぽり設備をはめ込む

特に収納スペースに困っていなければ、部屋の間取りによっては押入れの戸を撤去してミニキッチンやセカンド洗面台としての空間を造ることができます。
小さな書斎コーナーとして活用してみてもいいかもしれません。
洗濯機置き場や家事カウンターとしても使えるので、家事や水まわりのスペースが広く使えるようになるでしょう。

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