寝室の照明は快適な睡眠をとるために非常に重要なポイントになります。
ここでは、寝室の照明計画について考えていきます。
■色々なシーンに対応する照明器具
寝室は睡眠だけでなく様々な行為をする場所です。
寝る前にテレビを観たり、本を読んだり、着替えをしたり色々なシーンが浮かびあがります。
ご自身の生活スタイルに対応できるような照明器具を組み合わせたり、明るさを調節しながらイメージしてみましょう。
もしも一室の中に複数の照明を取り入れたい場合は、配線の計画をあらかじめ行っておく必要があります。
光の量や範囲などを調節できるシーリングライトを設置し、枕元にはコンセントでも設置できるスタンドライトを取り入れてもよいでしょう。
寝室の照明やデザインは部屋のインテリアに合わせて考えるだけでなく、寝室でどのように過ごすかを考えながら計画を立てていくことが大切です。
■快眠のための灯りとは
寝室は1日の疲れやストレスをできるだけ癒せるような空間づくりがポイントになってきます。
就寝前に落ち着いた雰囲気でくつろげる場所というのは、快眠になるための基本と言えるでしょう。
温かみのあるオレンジ色の光は、落ち着きがあってゆったりとした気分になることができるので寝室にはぴったりです。
直接光源が見えるのではなく、アクリルやガラスを通した間接照明は柔らかい印象を与えてくれます。
オフィスなどで使うような青白い光は、刺激が強く活動的なイメージになるので寝室との相性はあまりよくありません。
■睡眠の妨げにならないようにする
夫婦で寝室を使っているのであれば、お互いに睡眠の妨げにならない工夫が必要になります。
夜中にトイレに立つ時部屋全体の照明を点けるのではなく、目に直接光源が入りにくい枕元の照明を選びましょう。
最近は寝室に隣接してクローゼットや書斎がある住まいが多くなっています。
ドアで仕切らずにあえてオープンの状態にしている間取りは、光がベッドまで届かないように照明の配置を考えたり、光の方向性を考えて簡易的に仕切るなどの工夫が必要になります。