カビはお風呂やキッチンなどの水周りに発生すると考える人は多いでしょう。
では、水周り以外にはカビは発生しないのでしょうか。
今回はカビの意外な発生ポイントと対策についてご紹介していきます。

■カビが大好きな場所とは?

カビは見た目が悪く、体に害を与えるため汚れたものと認識されています。
最近ではカビによってアレルギーを発症したり食中毒を引き起こす問題も起こっています。
カビが発生する要件は「湿度」「温度」「栄養」の条件が整った時です。
例えばカビがついたままの野菜を冷蔵庫に保管して放置したらどうなるでしょうか。
冷蔵庫は温度が低いから大丈夫だと思いがちですが、冷気を循環させる構造になっているので野菜についたカビ胞子も循環してしまいます。
製氷装置周辺がカビだらけになっているということもよくある話です。
また、子ども部屋や寝室のベッド周りも注意してほしい場所です。
枕やベッドなどに染み込んだ汗などの分泌物は、カビにとって栄養素となります。
ベッド周りは1日の中で長く居る場所なので、水分が多くなってしまうことからカビが発生しやすい場所となります。

■カビを完全除去する方法とは?

カビは一度生育してしまうと、どんどん胞子を撒き散らして範囲が広がっていきます。
ですからすぐにカビを除去することが必要ですが、洗剤を使って取り除く場合は注意が必要です。
洗剤には界面活性剤や脂肪酸カルシウムなどカビにとっての栄養素が含まれているので使用しないようにしましょう。
カビをしっかり殺菌するには消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウムを使って掃除することをおすすめします。
カビが発生してしまった寝具などは、できるだけ廃棄し買い換えることが良いのですが、他の対処方法としては布団を丸洗いできるサービスを利用してみてもいいかもしれません。
その他壁紙や、フローリングなどのカビは一度カビが付いてしまうと、ニオイの原因となるので貼り替えなどのリフォームが必要になるかもしれません。