湿気が気になる場所は?以外な盲点と落とし穴

高温多湿な日本の住まいは、風通しの良い家づくりを心がけてきました。
しかしここ最近の家づくりでも湿気は厄介なものとされているため、問題点が多いようです。
ここでは、湿気が出やすい場所や対策についてご紹介します。

■湿気のたまりやすい場所とは?

住まいの中で最も湿気が気になる場所は、浴室、押入れ、寝室、クローゼットなどです。
浴室はタイル木地、押入れやクローゼットはカビ臭、寝室はダニやアレルギーなどの症状もあげられるでしょう。
湿気によって発生するカビは、締めきった環境や空気がこもってしまうことが原因のようです。
ですから対策としては、換気や通気が一番と言われています。

■湿気対策のポイント

浴室のタイルは、抗菌性のものを選びカビを発生しにくくすることが大切です。
めくら目地といって目地をなくしたタイルを突き合わて貼ってもよいでしょう。
押入れやクローゼットは空気が流れにくいため、扉の上部と下部に開口部を取り付ければ空気の流れを作ることができます。
寝室や居室には24時間空気の循環をよくするために換気扇を設置し、積極的に換気することが大切です。
湿気は目の届く場所しか気にならない傾向にありますが、屋根裏なども湿潤状態が続いてしまうので性能を高くすることが重要です。

住まいの大敵!カビ対策で快適な生活を心がけましょう

梅雨時期や湿気の多い場所はカビが増殖しやすいものです。
快適な環境を維持するためには、カビから完全に逃れることが先決です。
ここではやっかいなカビ対策についてご紹介します。

■気密性の高い家はカビが発生しやすい!

実はカビそのものの種類は数万種にも及びます。
一般家庭でよく見られるカビは30種類程度です。
さらに大きく分けると、お風呂場で見られる黒カビ、水周り全般にある赤カビ、臭いの強い青カビが存在します。
これらのカビは多くの胞子を持っていて放っておくとどんどん増殖してしまうでしょう。
極力見逃さないように日々掃除をするなどメンテナンスを行っておくことが重要です。
最近の住宅は高気密性になっているため、高温多湿の日本でカビとは無縁な生活になるということは難といえます。

■消臭用エタノールで即掃除!

普段の生活で掃除を徹底しカビを増殖させないことが一番大切ですが、忙しい方がこまめにメンテナンスするのは難しいでしょう。
そんな時は、消臭用エタノールスプレーを使うと即解決できます。
カビを見つけたら、ボロ布に消臭用エタノールを噴霧したもので拭き取ります。
拭き取ったカビはビニール袋などに入れて処分してください。
そして、拭き取った場所を再度消臭用エタノールでスプレーし、カビを発生しにくくさせます。