薪ストーブとエアコンの違いは?
薪ストーブは、暖房以外にも癒し効果があったり魅力的な要素がたくさんあります。
そんな薪ストーブの特徴と、対象的なエアコンの違いについてご紹介していきます。
■薪ストーブの暖房機能の特性とは?
薪ストーブをより効率よく使うためには、暖房機能について知っておく必要があります。
薪ストーブは、エアコンのように風をおこさずに放射状に暖めていく特徴があります。
気流を発生させずに人の体や柱、壁、床などを暖め、空気ではなくモノを暖めるという言い方が正しいでしょう。
木は蓄熱性能が高いので、一度あたたまると冷めにく保温効果が長く持続する特徴を持っています。
ですから木でできたログハウスに薪ストーブを設置すると、相性がよく理にかなった組み合わせと言えるでしょう。
■エアコンの暖気性能と全く違う
そんな薪ストーブに対して、エアコンのあたため方は違いがあります。
リモコンスイッチ1つで起動し、対流によって暖房機能を起こしています。
暖かい空気はどんどん上部に上がっていくのでなかなか足元が暖まりません。
柱や壁、床なども温まりにくく、ドアを開けると外に暖気が出て行ってしまいます。
エアコンの風は気流によってホコリを舞い上げ空気を乾燥させてしまうので、エアコンの風が苦手という人も多いでしょう。
薪ストーブの設置場所やメンテナンスはどうすればいいの?
薪ストーブは部屋全体を暖め、保温効果も長く続くのでとても魅力的です。
最近は新居や別荘などに薪ストーブを取り入れる家庭が多くなってきました。
次に、正しい設置方法やメンテナンスについてご紹介します。
■薪ストーブの設置場所について
薪ストーブを設置するにあたり、必ず必要となってくるのが煙突です。
木造や鉄骨でできた家でも、煙突の穴を開けられる場所があればどこでも薪ストーブを設置することができます。
しかし、煙突はまっすぐに建てなければいけないものなので、できるだけ曲がりが少ない場所を選ぶことが大切です。
そして煙突は煙を出すためのものでもあるので、近隣関係や洗濯物干し場などへの配慮も必要になってきます。
後付けの場合は、どの場所に設置したらよいのか専門家に相談して家を見てもらった方が無難です。
煙突の穴は45センチ程度で、工事期間は3日程度で設置することができます。
■年1回のメンテナンスを忘れずに!
薪ストーブのデザインや性能は昔とそれほど変わっていないようですが、煙の量は少なくなっています。
しかし薪を燃やすと必ず煤が発生し、煙突の中で燃えてしまうことがあるので年に1度は煤をとるための掃除が必要になります。
自分でできそうにない人は、施工会社に依頼するとよいでしょう。