契約内容と違う…そんな時は?

売買契約が完了すると、いよいよ引き渡しとなります。
引き渡しの前にも、様々なポイントをチェックしておく必要があります。

①新築の場合
新築では、引き渡しの前に内覧会が行われます。
これは、仕上がりがどういった感じになっているかを確認する為です。
ですので、ここでのチェックポイントとしては仕様書通りの作りや設備になっているかをチェックしましょう。
特に窓の開閉や天井のつなぎ目、そして傷はないか…など様々な点を確認しましょう。
不具合がなければそのまま引き渡しになりますが、もしここで問題点が発生した場合には引き渡し日までにきちんと修繕するよう依頼しておきましょう。

②中古の場合

中古では、不動産会社が立ち合いの元で修繕してほしい部分が改善されているかどうかの確認をします。
契約をする時の条件を出した人の場合は、条件が改善されているかの確認をする必要があります。
一般的には、告知書と言われる書面を基に、確認をすることになります。

■契約内容と違っていたら…

もし、言った通りの状態になっていない、工期が大幅に遅いなどの場合「本当に最後まで作り上げることができるのか?」ということを聞いておきましょう。
誠実な対応か、親身になっているかなども確認し、もし納得がいかない…という場合には、契約解除の申し出をしましょう。

どちらにするかは、不動産会社と相談をして今後の対応策を決めることが望ましいでしょう。

瑕疵担保責任って何?

■住んだあとに欠陥が見つかった…

やっとマイホームが完成し、住み始めてから「違和感を感じる」ことがある…。
この場合、もしかすると欠陥工事の可能性もあるので、売買契約書をしっかり確認しておきましょう。
そして、こういった場合瑕疵担保責任いう制度が適用になります。

・瑕疵担保責任とは?…
瑕疵担保責任とは、雨漏りや白アリなそ引き渡しの時にはわからなかった欠陥のことで、これが小さな場合ですと修繕をしてもらうことができますが、住み続けることが困難…と判断した場合には契約を解除することができます。
こういった、物件に対して売り主が負う責任のことを瑕疵担保責任と言います。

売り主が、欠陥住宅だと言っていて告げずに売却をした場合にはもし損害賠償の期間が過ぎていたとしても、受けることができます。

■中古と新築では瑕疵担保責任が違う

どういった点が、違うのか。
中古と新築で大きく違ってくるのは、「瑕疵担保責任があるかないか」です。
新築には瑕疵担保責任がありますが、実は中古にはありません。
ただ、不動産会社が売却主だった場合2年間の保証があります。
例え、2年間保証があったとしても不動産会社が倒産してしまった場合には、保証を受けることはできませんので、注意しましょう。