住まいづくりには、敷地面積や間取り、外観などたくさんの視点から設計していく必要があります。
今回は、最適な方角を取り入れた住まいづくりについて詳しく見ていきたいと思います。
方角を取り入れる理由などについても、触れていきましょう。
鬼門の方角に開口部や水まわりがあるとよくないのは何故?
家相では、鬼門の方角に玄関や水まわりがあるとよくないと言われています。
しかし、実際に日本では鬼門に開口部がある家が多いということをご存知ですか?
では一体、何がよくないのでしょうか?
■方角に注意した間取りを
鬼門とは北東、裏鬼門は南西の方角のことを指します。
その方角に玄関、窓、トイレなどの水まわりをつくるとよくないとされているのですが、その起源は古代中国にまでさかのぼります。
古代中国では、当時中国の都である北東と南西の方角に強大な敵がいて、南西から強風が吹いてくるという情勢がありました。
鬼門は、「外敵」や「強風」を意味しており、住む人の安全や健康を考えて北東と南西に開口部や水まわりを造らない方がよいと言い伝えられてきました。
この考え方が中国から伝わり、当時日本で最も恐れられていた丑寅の神と合わさったことで、鬼門の方角を強く忌み嫌われるようになったと言われています。
■リフォームする時にも注意が必要
このようなことから、鬼門の方角に玄関があるので増築の際に向きを変えたい、裏鬼門にトイレがあるのでリフォーム時に移動させたいなどの依頼が多くあります。
特に家相にこだわっていないという人であれば気にすることはありませんが、知ってしまった以上は何となく嫌な印象を持ってしまうものです。
子ども部屋に最もよい方角とは?
いよいよ子ども部屋の確保が必要になった時、気になるのは子どもにとってよい空間であるかどうかです。
子ども部屋によい方角とされているのは、東向きで発展性を身につけることができる方角と言われています。
伸び盛りの子どもにとって、机の向きや枕の向きも東にするとベストです。
■東向きがおすすめ!
東の方角は朝日が入ってくる位置なので、太陽のエネルギーをしっかり浴びた子どもは活性化されます。
反対に西に子ども部屋を置くと、強い西日が射しこみ疲れやすくなってしまいます。
その為「勉強する時間が少なくなった」というお子さんがいる場合にはもしかすると西日のエネルギーが原因になっているかもしれません。
この方角以外に、子ども部屋を設けることが難しい場合には明るい色のカーテンで西日を遮りましょう。
光を遮ったことで、常にポジティブで行動力に長けた子どもに育っていきます。
そして、毎日使う机まわりは常に整理整頓を心掛けましょう。
乱雑さというのは、運気を最も下げてしまう敵であるため、キレイをキープすることは大切です。
■植物を部屋の中に置いてみよう
成長過程である子どもは、木や植物と同じ気質を持っています。
ですから部屋にグリーンを取り入れることで、子どもの向上心をより高めてくれるでしょう。
このように、子ども部屋の環境を少し変えるだけでも成績や行動に影響してくる場合があるので、気になる方は是非参考にしてみてください。