田舎に憧れて移住する人が増えていますが、住んでから後悔しては全てが無駄になってしまいます。
ここでは、田舎暮らしに憧れているもののなかなか一歩を踏み出せない人のために、田舎暮らしの魅力について迫っていきたいと思います。

田舎暮らしで失敗しないために

田舎暮らしでちょっと気になるのが、子どもの学校です。
学校までの道のりが遠くて大変では?都会と比べて授業現場はどう違うの?と色々気になることでしょう。
今回は、田舎暮らしでの教育についてご紹介します。

■昔は地域みんなで子育てをしていた

昔、田舎に住む子どもたちというのはタフで生活力もありました。
都会暮らしに比べると、家族や近所の人たちと大勢でワイワイ過ごす時間が多く、農作業や野菜の収穫など色々と手伝わされていたでしょう。
子育ても地元の大人たちみんなで面倒を見ているということもあり、地域の植物や動物など詳しいものでした。
では、現代の田舎暮らしはどのようになっているのでしょうか?

■田舎の通学について

都市部に比べて学区の範囲が広く、公共交通の利便性もよくないことから学校までの遠距離を毎日歩いて通学しなければいけません。
体力をつけるという面からすればよい通学環境と言えますが、季節によっては辛い思いをすることになるでしょう。
ご近所にいる児童たちみんなが集まって集団登校していくので、防犯などの心配は軽減されます。
友だちと寄り道しながら、帰宅までの時間を楽しむことができるのは、田舎ならではの環境だからと言えるのではないでしょうか。

田舎暮らしは教育にも良い?

田舎暮らしでの学校は、通学が大変で教育面も心配という声を聞きます。
しかし、現在は自然に囲まれた環境というのは非常に貴重と言えます。
都会に比べて田舎暮らしの教育は、どのように影響するのでしょうか?

■学校の教室風景

生徒に対して先生の人数が多く、いつも身近に先生の存在を感じることができます。
生徒と先生との距離が近く、みんな家族の一員のような付き合い方で、アットホームな雰囲気を持っています。
教育面は、都会に比べて競争率が低いので高校や大学の進学を考えると少し心配する場面もあります。

■PTAとの関わり

運動会や子ども行事などのイベントで、地域のお年寄りが悪いことをした子どもに対してしっかり叱ってくれる環境は田舎ならではでないでしょうか。
大人も子どもと一緒になって夢中になることが、子どもにとってよい教育になります。
地域の方との関わりが多いので、みんな顔見知りで急用でお迎え等行けないことがあっても、みんなで助けあいながら一緒に成長していくという風習があります。

■豊富な課外授業

現在は、田舎暮らしにもIT機器が普及してきていますが、まだまだ情報や専門的に取り組むのは難しい状況です。
それよりも課外授業として、キャンプに行ったり自然の中で昆虫採集したり、自然に触れる時間の方が多いでしょう。
インターネットはいつでもどこにいても利用できます。
しかし、外の世界を思う存分楽しめるということは、田舎暮らしならではでないでしょうか。