空き家が増加で田舎暮らしがより身近になる
少子高齢化に伴い人口減少が加速し、空き家もどんどん増えてきています。
田舎でスローライフを楽しみたいという方にとっては、「空き家がある」と聞くだけで田舎暮らしがより身近な存在になるのではないでしょうか。
■空き家増加による対策とメリット
空き家は不審者侵入や、放火などの被害が起きる可能性が高くなります。
雑草や庭木の手入れが行き届かないため、街並みや景観を悪くするというデメリットもあります。
空き家を放置するということは地域の方への迷惑にもなるので、今後の課題として改善する必要があるでしょう。
国土交通省では、賃貸や売買を促進するために貸主が修繕する義務を無くすよう規定の変更に努めています。
空き家については、修理する代わりに賃貸を安くするという契約内容を普及する見通しです。
これが実現できれば古民家や田舎暮らしが安価で手に入れることができるのではないでしょうか。
■田舎暮らしの醍醐味
田舎暮らしを具体的に検討している方は、各自治体が行っている空き家情報バンクやふるさと回帰支援センターを利用してみてはいかがでしょうか。
実際に田舎暮らしをしてみる体験ツアーや見学会などもあるのでまずは実践してみてから物件探しをしてみるのも1つの方法です。
田舎暮らしでは、安定的な自治体サービスや、家賃や食費などの生活費が格段に下がるので地道にゆったりと暮らすことができるでしょう。
田舎暮らしなら月10万円でやりくりできるのか?
田舎に住めば、自給自足などでお金の出費を抑えることができるというイメージが強いものです。
実際に、月10万円でやりくりが実現できるのでしょうか?
■田舎暮らしの節約術を伝授!
ある家庭では、たばこ、アルコール、書籍などで月に10万円は軽く出ていってしまうというデータがあります。
実際の月10万円の生活費でやりくりしている人は、一体どんな節約術を使っているのでしょうか。
・自宅に水道水を引かずに、雨水や湧き水を生活用水・飲料水として使っている。
・魚介類を自分で獲り、野菜を作っている人と交換しながら食費を抑えている。
・自宅に温泉があり、ほぼ使い放題なので水代やガス代がかからない。
・50坪くらいの土地を年間35.000円という格安価格で借り、自宅を建設する。
このような好条件であれば、月10万円生活は不可能とは言い切れません。
しかし、上記のような好条件に恵まれることはそう滅多にないでしょう。
■消費支出とはどんなものがある?
月10万円といっても、この中から強制的に支払わなければいけない税金もあります。
地方税、固定資産税、国民健康保険、月々のローンなど非消費支出というものが発生してきます。
家族の生活を維持するための光熱費や教育費、食費などの消費支出も必要です。
のんびりと田舎生活を楽しみたい人は、生活費以外に年70万円くらいの資金が必要と言えるでしょう。