田舎暮らしはしたいけど仕事はあるの?
定年後の生活を、田舎で暮らしたいという人が増えてきました。
実際に田舎暮らしを検討するのであれば、移住希望者にとって最大の問題は、「仕事があるかどうか」ということではないでしょうか。
■自給自足の生活には限度がある
自宅に水道を引かず、湧き水や雨水で生活用水や飲料水にしたり、自分で魚を釣ってきて野菜は畑で作るなど自給自足の田舎暮らしをしていても都会に比べると収入額もガクンと落ちてしまうので、仕事を探すことも考えなくてはいけません。
移住先で仕事をするのであれば、まず最初に何からスタートさせるべきでしょうか。
■インターネット相談窓口を使って仕事探し
実際に田舎に移住してから、仕事を探しても必ず見つかるという保証はありません。
ですから、移住前にネットで地方の求人情報を検索したり、ハローワークを活用することがおすすめです。
ハローワークを活用する企業は、地元企業が多く地元で就職したい人向けの情報がたくさんあります
東京や大阪からの移住者は、「地方就職支援コーナー」の相談員と直接やりとりをしながら仕事を探してもでしょう。
また、地域の町おこし協力隊に参加して実際に生活しながら活動に参加するのは、自分が田舎暮らしに適しているかどうかの判断にもなります。
都会で培った経験や資格は田舎暮らしに役立つか
田舎暮らしは経済環境も都会に比べると随分違ってくるので、自身が持っている資格や技術がどのように活かせるのかわかりません。
移住計画をする際に、安定した収入があるかどうかも大切ですが、自分のスキルが何に役立つかどうかも考えていきましょう。
■自動車運転免許証は必需品
田舎であればあるほど、病院やスーパーまでの距離は遠くなります。
日常的なガソリン消費量はかなり多くなり維持費も大変になるでしょう。
都会では電車やバスなどの交通手段が当たり前でしたが、田舎では運転免許証を持っていないと大きな負担が増えてしまいます。
ガソリン消費が少ない、軽自動車は小回りもきき便利です。
■調理師免許や栄養士資格は地元食材を引き立たせる
趣味でしていたそば打ち技術や、カフェ、天然酵母の手作りパンなどの特技を活用して地元食堂や、レストランに貢献することができます。
自前の家庭菜園を充実させて自営の飲食店をオープンすることもできるでしょう。
■田舎でもITを使いこなせる
インターネットの普及に伴い、地元特産品や通販サイトなどを運営し、即戦力としてサテライトオフィスに就職できる可能性が高くなります。
最近では、自然環境にいながらインターネットを活用して自営業をすることも当たり前になってきました。
田舎暮らしでのブログを開設したりするなど、情報技術を田舎でも身近に取り入れることも可能です。