親子2世代で暮らす!二世帯住宅を建てる注意点
■二世帯住宅はトラブルが多い?
親と同居をするよりも、二世帯住宅にした方がそれぞれのプライベートな部分を確保できます。それに、親御さんが近くにいるため子育てへの協力も得やすくなるので、安心して働くことができます。
メリットの多い二世帯住宅ですが、一番トラブルに発展しやすいことがあります。
それは、名義をどうするかということです。
多くの場合は、土地を親にし家を親子共有名義にしています。
土地が親なら、家は子供でいいのでは?と思ってしまいがちですが、実は家を子供の名義にしてしまうと、出資した分の贈与税が発生するのです。
ですので、もし二世帯住宅を検討しているのであれば、家は共有名義にした方がお得になります。
■相続に関係ある?
家の名義を共有にすることで、相続する時になった時問題ないのか?と不安に感じる人も少なくはありません。
これを解決するにはまず、「小規模宅地の特例」というものを知っておく必要があります。
小規模宅地の特例は、同居している人が親の土地を相続した場合、なんと相続税が8割引きになるのです。
もし、3人兄弟がいた場合その中の1人しかこの特例を受けることができないので、兄弟の中でトラブルに発展することがあります。
小規模宅地の特例を利用する、二世帯住宅の家の名義を共有にするという場合には、周りの兄弟からの了承もしっかり得ておくことでトラブルへ発展することはなくなります。
地盤チェックを忘れずに
夢のマイホームを購入することになっやらまず最初に、土地選びをします。
ここで、決めておかなければいけないことがあります。
それは、今住んでいるところの近くにするのか、それとも実家付近にするのか…小学校に通っているお子さんがいる場合には、やはり転校は避けたいところです。
そうなると…などなど、大人の都合だけではなく、子供のことを視野に入れてみんなが便利で不満のない場所での土地探しが必要になります。
■各エリアの特徴を知ろう
近くに住宅街があったり、ニュータウンとして開発されているところだったり…様々な場所があります。
どこがいいか…迷っている時には、周辺にどういった設備があるかを見てみましょう。
商業施設、医療機関、学校、公共施設。
他にも、将来どういった形になっていくのか、プランが出ているところがあればそういった情報を入手しておくといいでしょう。
■地盤のチェックも忘れずに…
自然災害が多い日本では、耐震性の高い家づくりへの強化を行っています。
ただ、家だけを強化しても意味がないのです。
なぜかというと、家を作る時に耐震性を極めたとしても、家の元になる地盤が弱い状態だと、すぐに崩れてしまう恐れがあります。
ですので、エリアは決まった後必ず地盤のチェックを忘れずに行いましょう。