物件購入のニーズ
新築の家を購入することも、中古物件の家を手に入れることも、どちたも大変魅力的な事です。
では、最近のニーズはどちらに傾いているのでしょうか?
■住宅に関する意識調査
住宅に関する実態調査を行う機関が、『日本人の住宅意識』というアンケートを実施したところ、新築物件の購入にこだわるという方が51%と半数を超える数字になりました。
中古物件にこだわるという人は5.2%足らずで、特にこだわりはないという人が43.8%という結果になったそうです。
中古物件にこだわる人と、特にこだわりを持たない人を合わせれば、新築物件にこだわる方とほぼ同等だという見方も出来ます。
■世界の住宅意識はどうなっているのか
欧米においては中古住宅市場が大きいため、中古住宅に抵抗感を持っている人は少ないようです。
しかし日本人は生粋の潔癖ということもあってか、中古市場は伸び悩んでいるようです。
しかし、今回のアンケートの回答を見ると、こだわりがないという人が4割以上もいることを考えると、あまり大差は無くなってきているのかもしれません。
最近ではリフォーム技術の向上により、安く物件を仕入れてリフォームを施すということも多くなりました。
ですから、数年後には中古物件にこだわるという方が増える可能性もあり得ます。
中古物件を購入すると節約になる
住宅の購入の際に新築物件を購入するのか、それとも中古物件で購入するのかは大きなポイントです。
既に誰かが暮らしていた家に住むよりは、新築を建てた方が良いという意見もありますが、物価価格で言えば中古物件を購入した方が、お得に持ち家を取得できるというメリットがあります。
■中古住宅の値段
中古住宅は、新築の2割安まはた8掛けといわれるように、物件の価格が新築と比べて安くなります。
そして築年数が起きければ多いほど中古価格は低くなり、築25年を超えた家では40%を下回る価格で売却できる可能性もあります。
■古いというデメリットもある
新築よりも安い資金で取得できる中古物件ですが、中古である以上『古い』というデメリットを持っています。
物件によっては建て物や設備の劣化が酷く、移住前にリフォーンジュやリノベーションが必要な物件も多くあるようです。
一戸建ての家をリフォームするのであればよそ1000万円、マンションであれば4000万円ものリフォーム費用が掛かります。
しかし、若い世代を中心に中古物件を購入・リフォームして住んだ方が家計にも優しく、将来の不安にも備えられると人気のようです。
全体リフォームをかけたとしても、新築物件以上の値段にはなりづらいです。